我が家のリフォーム費用完全公開−キッチン編

我が家のリフォームにかかった費用を完全公開するシリーズ、キッチン編です。

うちのキッチンはシステムキッチンは使っておらず、完全オリジナルのものです。

オリジナルキッチンというと、一点ものになるので、費用が高くなってしまうと考えがちです。うちの場合は、極限までシンプルなフレームキッチンを採用しました。とにかくシンプルにすることで、よい素材を使いつつ、費用を抑えることができました。

それでは、実際にかかった費用を見ていきます。

我が家のキッチンリフォーム、総費用は約140万円

キッチン・リフォームの合計費用は約140万円でした。

そのうち、持ち込み部材の合計は20万円、リフォーム業者に支払った金額は、120万円となりました。

キッチンのワークトップ・棚、棚受け金具は持ち込み

うちのキッチンは、ウオールナットの無垢集成材をワークトップや棚に使用しています。

リフォーム業者では無垢集成材をキッチンに使った実績がないとのことで、私が自分で木材を調達することになりました。

棚を支えるスチールの棚受け金具も通販で購入したものを持込しています。

スポットライト、浄水器用を取り付ける水栓と合わせて合計約20万円です。

ネットで材木屋を探して無垢集成材を購入

キッチンのワークトップと棚に使用したウオールナットの無垢集成材は、ネットで材木屋を探して購入しました。

ワークトップの横幅は270cmです。シンクやコンロ部の穴あけは、リフォーム業者に図面を出してもらい、材木屋さんで加工をしてもらっています。

全てオスモでオイル塗装をしてもらっています。

利用した材木屋さんはここです。

⇛無垢の木材販売　real-wood リアル・ウッド　木材　通販サイト

材木の質もいいですし、加工やオイル塗装などもしっかりやっていただけました。メールでのやり取りのみでしたが、迅速、丁寧に対応いただけました。

その他、通販で購入して持ち込みにしたもの

棚受けはアイアン製のものを購入しました。

こんな形で、集成材の棚を設置しました。棚の下にはスポットライトを設置しています。

棚受けを購入したのはこちらのお店です。

⇛SQUARE PLUS

浄水器用水栓

浄水器は妻の希望でこちらの製品を購入しました。

⇛日本ガイシ C1 SLIM[シーワンスリム] スリムタイプ CW-401

専用の水栓を購入し、リフォーム業者に取り付けてもらっています。浄水器本体の値段は、今回公開している費用には含んでいません。

既存キッチンの解体費用、下地造作

既存キッチンは完全に解体し、下地から作りなおしています。配管、配線の費用もここに入っています。

キッチン本体

施主支給としたもの以外のキッチン本体費用は約73万円です。

施主支給分が20万円なので、合計では93万円となります。

オリジナルのスチール脚

無垢材集成材のワークトップと合わせてうちのキッチンの重要ポイントになるのが、このスチール脚です。

重いワークトップをしっかり支え、無骨な感じがとても気に入っています。

またリフォーム業者のアドバイスで右半分にはタオル掛けが付けてあります。大変便利です。

白色のカラーステンレスシンク、クラシックスタイルの水栓

ホーローのシンクも検討しましたが、費用や使い勝手の面からカラーステンレスにしました。

何年も使っているとさすがに汚れが目立ってきましたが、新品の時はとても美しいです。

水栓はこちらの物を選びました。この種のデザインの中では一番安かったのが選定理由です。

この製品はリフォーム業者が仕入れられるということで、施主支給にはしませんでした。

ガスコンロはリンナイのドロップインコンロ

フレームキッチンの場合、魚焼きグリル付きの一般的なガスコンロでは、どうにも様になりません。

日本製でグリル無しのコンロとなると、リンナイのドロップインコンロ一択になります。

換気扇は富士工業製

換気扇については、シンプルなものであれば特に問題なかったので、リフォーム業者に任せました。

使い始めてわかったのですが、フードの手前の出っ張っているところにものが置けるのが便利です。ラップとかアルミホイルをここに置いています。

取り付け工事費用

最後にキッチンの設置工事費用、床やタイルの費用です。

うちの工事をしてもらったリフォーム業者はタイルやフローリングを材料費と人件費、一括で見積を出しています。

ここは一括見積もりにするが一般的かどうかはわかりません。

キッチンの床に無垢材フローリングを使って大丈夫？

キッチンの床は、水や油が飛び散ります。リフォーム業者は無垢材フローリングをキッチンの床に使うことには反対でした。

相当悩みましたが、リビング・ダイニングと一体となったオープンキッチンで、キッチン部分の床だけ別の素材にするのは抵抗があったので、反対を押し切り、キッチンの床も無垢材フローリングにしました。

その後実際に使ってみての感想を別の記事にまとめています。

無垢材のフローリングをキッチンの床に使うことについて

うちはキッチンの床を含めて無垢材のフローリングにしています。 キッチンでは当然の水や油が飛び散るわけで、当初は無垢材のフローリングを使うことに懸念を持っていましたが、住み始めて4年、特に問題は起こっていません。 キッチンの床を無垢材のフロー…

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仕切り壁って？

フレームキッチンなので、配管を通す場所がないため、壁を前に出す必要がありました。もともとの壁の位置から12cmほど手前に壁をつくっています。

私としては、配線、配管が表に出てもいいかなと思いましたが、工事が始まってから壁が必要だという話が出てきたので、リフォーム業者の判断に従いました。

このあたりは事前に検討する時間があったらよかったと思うところです。

キッチンリフォームにかかった費用の評価は？

ということで合計140万円をかけたキッチンリフォームですが、結果としては大変満足しています。

引き出しや扉など、複雑な部品を全く使っていないので、完全オリジナルのキッチンですが、低コストでできたと思います。

自分の思いを叶えたリフォーム

リフォーム業者からは無垢集成材を使ったキッチンは初めてということで、大変よい経験になったという感想をいただきました。

よいリフォームをするには、業者任せにするのではなく、自分で調べ、時には業者を説得することも必要になります。

うまく行かなかった場合の責任も自分になりますが、リスクをとったほうが、結果に対する愛着も増します。

価格交渉は？

細かい費用については疑問に思うところもあります。（浄水器取り付け加工が2万円って高くないか？)

ただそういう部分もリフォーム業者に確認して、明らかな間違いでなければ、無理に減額を求めることはしませんでした。

完全オリジナルのキッチンは他に比べるものがないので、価格の正当性を評価するのが難しいです。

全体の費用として自分の予算と折り合いが着けば、あまり細かな価格交渉をするのはお互いに時間の無駄です。気持よく工事をしてもらうほうがよいと思います。

まとめ

以上、キッチンリフォームに関する費用を完全公開してみました。

他の部分のリフォーム費用については、順次、当サイトで公開していきます。

また、キッチンに関する他の記事も読んでみて下さい。