我が家のリフォーム費用完全公開−リビング&寝室編

我が家のリフォームにかかった費用を完全公開するシリーズ、リビング&寝室編です。

リビングと寝室については、大幅な間取り変更を実施しています。

私たちに最適化した間取りにできる!

出来合いのマンションでは、幅広い家族構成に対応するため、ある程度の部屋数を確保する必要があります。

それに対して、間取り変更を含むリフォームでは、自分たちの生活イメージに間取りを合わせることができます。

無駄に壁で仕切られた使い勝手の悪い間取りよりも、一部屋を大きくとることで、住心地がかなりよくなります。

うちの場合、物件全体で、もともとの間取りは3LKでした。それを、1LDKに変更しています。

まずは間取り変更について説明

中古マンションとして購入した時の間取りは3LKでした。

9畳のLK、6畳の和室2が2部屋、7.5畳の洋室となっています。収納としては、和室側と洋室側にそれぞれ1間の押し入れがあります。

それを1LDKに変更しています。

もともとのLK、和室2部屋の壁を撤去し、新たに20畳のLDKを作っています。LDKと洋室の間の壁も撤去し、新たにウオークインクローゼットを設置しています。

風通しをよくするため、ウオークインクローゼットの壁の高さを180cm程度にして、天井との間を開けています。

また、ウオークインクローゼットにはLDKからも寝室側からもアクセスできるようにしています。

ウオークインクローゼットを中心に回遊できて、部屋の中の移動がとてもしやすくなっています。

我が家のリビング&寝室リフォーム、総費用は220万円

リビングと寝室のリフォーム費用は約220万円でした。

家全体のリフォームの中でも、最もお金がかかっています。

間取りの変更もありますが、無垢材のフローリングと珪藻土の壁に費用がかかっています。

それでは、明細について説明していきます。

間取り変更に関する費用

間取り変更に関する費用は合計で約32万円です。

数量 単位 単価 金額
既存仕切り壁・建具・押入れ・和室:天井等解体、撤去 1 ¥40,000 ¥40,000
上記取り合い補修 1 ¥35,000 ¥35,000
既存洋室:カーペットはがし 12 ¥800 ¥9,600
既存畳撤去、処分 12 ¥2,400 ¥28,800
新規仕切り壁造作 1 ¥105,000 ¥105,000
既存建具切りつめ 2 ¥6,000 ¥12,000
新規収納入り口:建具枠造作 1 ¥25,000 ¥25,000
新規引き戸造作 1 セット ¥42,000 ¥42,000
上記取り付け 1 ¥20,000 ¥20,000
<小計> ¥317,400

細かいところですが、費用を抑えるための工夫として以下の2点を行っています。

  • 既存LKのフローリングは剥がさなかった
  • 廊下から部屋に入るところのドアを再利用した

既存LKのフローリングは剥がさなかった

これはリフォーム業者が考えてくれたことです。

既存LKはフローリング貼りになっていました。新しいフローリングはこの上から貼ってしまおうということになりました。

こうすることで、防音についても気にする必要がなくなるということでした。(間違いなく既存と同レベルの防音は維持できるので)

これにより、既存フローリングの撤去や、床の下地造作費用がかからなくなりました。

廊下から部屋に入るところのドアを再利用した

玄関廊下から寝室とLDKに入る、2箇所の入り口は、既存のドアを再利用しました。

既存のドアを塗装しなおして再利用しました。切りつめに1本6,000円かかっていますが、ドアを新規で作成すれば、数万円にはなるので、節約になりました。

ドアノブもそのまま利用しています。このドアノブにはなぜだかとても愛着が湧いています。

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無垢材フローリング、床工事の費用

やはり無垢材フローリングの費用はそれなりのものになります。

数量 単位 単価 金額
床下地造作(防音L45) 45 ¥10,200 ¥459,000
新規床:バーチ無垢材フローリング張り 45 ¥15,000 ¥675,000
木巾木取り付け 38 ¥2,000 ¥76,000
<小計> ¥1,210,000

うちの工事を頼んだリフォーム業者はフローリングの材料費と工賃を合算して見積もりを出しています。材料費がいくらで工賃がいくらかは開示してもらえませんでした。

また、リフォーム業者からのもともとの提案ではパイン材のフローリングになっていて、その場合の見積もりは平米単価で12,000円でした。リフォーム業者で特別なルートがあり、通常よりも安く仕入れられるフローリング材とのことです。

しかしサンプル材を見ると、パイン材は色が明るすぎる印象で、フシもうるさく感じました。

そこで自分でフローリング屋さんのショールームに行き、バーチを選定しました。おかげで全体で20万円ほどのコストアップになっています。

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珪藻土の塗り壁、塗装費用

珪藻土の塗り壁、天井の塗装にかかった費用の合計は68万円でした。

数量 単位 単価 金額
天井:塗装(下地処理含む) 50 ¥2,800 ¥140,000
既存京壁はがし 12 ¥2,000 ¥24,000
壁:珪藻土塗布左官(下地処理含む) 86 ¥6,000 ¥516,000
<小計> ¥680,000

フローリングと同じく、塗り壁や塗装の費用についても、材料費と工賃の内訳は開示されませんでした。

珪藻土についてはリフォーム業者で用意されている数種類のものから選びました。

リフォーム業者で用意しているものは色が多少違うくらいで性能に関しては違いがありませんでした。その中で、一番自然な色のものを選びました。

塗りの厚みについてもリフォーム業者にお任せしました。

珪藻土の性能や、厚みについては部屋の快適さに影響します。このあたりも、きちんと自分で調べたうえで、注文を出してもよかったと思っています。

照明器具の費用

照明器具の費用は合わせて3万円です。

これ以外に工事費がかかっていますが、電気工事費は全体でまとめて計上されているので、別の記事で紹介します。

数量 単位 単価 金額
ライティングレール:3m 1 セット ¥7,330 ¥7,330
ライティングレール:4m 1 セット ¥9,460 ¥9,460
WIC照明 1 セット ¥12,500 ¥12,500
<小計> ¥29,290

ライティングレールはキッチン側とリビング側に一本ずつ設置しました。

ウオークインクローゼットには天井に蛍光灯を設置しました。

無垢材フローリングと珪藻土の塗り壁は費用分の価値はある

リフォーム後、住み始めて数年ですが、無垢材のフローリングの心地よさは変わりません。

家にいる間の殆どは裸足で過ごしています。床にそのまま寝転がることもあります。

珪藻土の壁については、調湿効果などの性能面では、はっきりした効果が実感できているわけではありません。

それでも今まで住んできた家のクロスの壁に比べると、住んでみて落ち着きを感じます。ぼんやりと部屋の中を眺めた時、クロスだと模様とか素材感が気になってしまうことがあります。塗り壁の場合は余計な情報が入ってこないというか、視界の中に不自然なものがないという印象です。

無垢材フローリングの施工技術について

無垢材フローリングは季節によって素材が伸縮します。ですので、フローリング材を適切な間隔を開けて貼らなければなりません。

工事中の現場を見学しましたが、フローリング材の隙間に薄い板を挟んで、貼り付けていくようです。

施工には技術と経験を持った大工さんが必要になります。

失敗すると、木材が縮んで隙間が大きく開いてしまったり、逆に、膨張してフローリング材が浮き上がってしまうそうです。

我が家のリフォームでは、大工さんの腕は確かだったようで、フローリングでの問題は何もありません。

ここは、うちが選んだリフォーム業者が一番得意な部分だったので、間違いがありませんでした。

珪藻土の壁には若干の不満が残ってしまった

珪藻土の壁は、塗り方、見た目には大きな問題はありません。

ただ寝室の北側の壁でカビが発生してしまいました。そのうち専門業者にカビ取りを依頼しようと思っていますが、今のところは除湿機を日々稼働させてしのいでいます。

北側の壁は、リフォーム前からカビが発生していたようでした。

リフォーム業者によると、珪藻土の塗り壁でカビが再発する可能性は少ないとのことでしたが、やはり再発してしまいました。

このあたりは珪藻土の性能や塗の厚みについて、きちんと自分で勉強して、リフォーム業者にお願いするのがよかったと思っています。

また、住み始めてからも、湿気がたまらないように工夫する必要がありました。これは珪藻土の塗り壁に限らず、どんな住宅でも意識する必要があります。

まとめ

以上、我が家のリビング&寝室のリフォーム工事について、費用の明細を含めて紹介しました。

自分の家族構成に合わせた使いやすい間取りや、無垢材フローリングや珪藻土塗り壁などのよい素材により、とても住みやすく、居心地の良い空間になりました。

自然素材を使うことで材料費、工賃はかかりますが、既存の床や建具の再利用や、余計なことをしない工夫により、費用を抑えられたと思っています。

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