中古マンションを購入してリフォーム。後悔したことは?

中古マンションをリフォームして住み始めて4年ほど経ちました。大変満足して快適に暮らしていますが、もう少しこうすればよかったと思うこともあります。

風呂場のリフォーム

当初はお風呂のリフォームはしないつもりでした。私の購入した中古マンションは築40年を超えていましたが、10年前に風呂やトイレのリフォームをしていて、そのままでも使えるのではないかというのがリフォーム業者のアドバイスでした。

売り主さんは同じマンションの中に別にもう1件部屋を持っていたので、お風呂は完全に物置になっていました。そのこともあってリフォームの必要はないという意見でしたが、実際に荷物をどかしてみると、それなりに使い込まれていたので、妻の強い希望でリフォームすることにしました。

ただ困ったのは、このマンションは築年数が古いため、ユニットバスを入れることができません。

もちろん壁を全て取り払うような、いわゆるスケルトンリフォームをすればユニットバスを入れることができるのでしょうが、そこまでする予算はありませんでした。

それまでに私が住んできたアパートは全てユニットバスで、分離型といえばいいのでしょうか、要するに浴槽と、その周りの床や壁が一体になっていないお風呂の経験はありません。

そんな未経験の状態なのと、リフォームプランを作っている最終段階で風呂場も含めることになったので、検討の時間も足りず、イマイチな結果になりました。

タイルの選定

中古マンションを購入してリフォームすることの最大のメリットは自分好みの独自の内装が選べることです。

ところが風呂場のタイルは床がグレー、壁が白という非常にありきたりのものにしてしまいました。

それなりのサンプルを取り寄せて検討した結果ではあるのですが、もう少しインパクトのあるものにすればよかったと思っています。

壁の塗装、タイル貼り工事の質

前の住人はお風呂場の壁に吸盤で物かけを取り付けていて、そのために吸盤を取り付けるためのシールが壁に貼ってありました。

予想外のことに、壁の塗装工事ではそのシールを剥がさずに、その上からペンキを塗っていました。引き渡しの時は気が付かなくて、後から気がついて驚いたのですが、もう住み始めていたのでやり直しをお願いすることもありませんでした。

早めに気づいて塗装のやり直しをお願いしたほうがよかったと思っています。

お風呂場に換気扇がない

これもびっくりしたのですが、お風呂場に換気口はあるのですが、換気扇がありません。それまでのユニットバスの経験から、電灯のスイッチと連動して換気扇が回るものと思ってスイッチを押してもうんともすんともいわないので、てっきり電気屋さんの配線ミスだと思ってリフォーム業者に連絡したところ、最初から換気扇なんてついていませんよということでした。

築年数の古いマンションはなかなか常識が通用しません。もっと早い段階で気がついていたら換気扇をつける工事をお願いできたのに。

価格の相場を知らなかったこと

中古マンションのフルリフォームということで工事費は結構な金額になります。本当なら複数の業者を比較して同じ工事の内容ならなるべく安いところにお願いしたいところです。

私たちの場合は、最初に話を聞きに行ったリフォーム業者にそのまま工事を依頼することになりました。前にも書いたように担当してくれた人たちの人柄がとてもよくて、進め方に特に不満はなかったのですが、価格が妥当なのかどうかというのは、見積書を見せられてもなかなか素人には判断できません。

リフォームプランがほぼ決まった頃、価格の妥当性に対する不安から、他の業者に話を聞きに行ったのですが、そこはなんと言うか高級志向で私たちとはそりが合わない、高飛車な感じの業者だったので結局、価格の目安を確認することもできず、退散しました。

今から考えると、最終段階ではなく、ある程度の知識がついた段階で、もっと他の業者にも価格の目安を確認する機会があればよかったと思っています。

例えば、ネット上から一括で見積の申し込みができるサイトがあります。

リショップナビ

こういうところで見積り依頼をして相場感を知っておけば、業者が出してくる見積もりの妥当性も判断できるし、必要なら値引き交渉もできます。マンションの購入やリフォームという一生に一度というレベルの出費をする場面では、どうしても金銭感覚がマヒしてしまい、どんどんお金を出してしまいそうになりますが、なんとか冷静な判断がしたいものです。

それでも総合的には大満足

このように若干後悔していることもありますが、費用対効果という面でも、生活の充実度という面でも、中古マンションの購入&リフォームという選択はとても良かったと思っています。

確かに築40年を超えるマンションというのは予想できないトラブルがあったりします。また業者まかせではなく自分でプランを作っていくリフォームは、自分の判断ミスや業者の不注意で、うまくいかない部分も出てきます。ただしそのリスクを許容できれば、中古マンションは相対的に安い価格で購入できますし、その分の費用をリフォームにまわして、自分の好みをたっぷり反映した家に住むことができます。

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