うちはキッチンの床を含めて無垢材のフローリングにしています。
キッチンでは当然の水や油が飛び散るわけで、当初は無垢材のフローリングを使うことに懸念を持っていましたが、住み始めて4年、特に問題は起こっていません。
キッチンの床を無垢材のフローリングにした理由は?
当初のプランではキッチンの床はテラコッタ・タイル
リフォーム業者が最初に出してきたプランでは、キッチンの床はテラコッタ・タイルでした。
水はねのことを考えるとフローリングが痛む可能性があるので、無垢材フローリングをキッチンの床に使用するのはおすすめしないと言われました。
それでもキッチンの床を無垢材フローリングにした理由は
上に貼った写真を見てもらえばわかりますが、うちは完全なオープンキッチンで、リビング・ダイニングと一体化しています。
この状態でキッチンの回りだけタイル張りにするのは抵抗がありました。
そもそもキッチンのワークトップ自体、ウオールナットの無垢集成材をオイル塗装して使っていますので、床が水はねで痛むのなら、ワークトップの方が深刻です。
キッチンワークトップについても、私が依頼したリフォーム業者では無垢材をオイル塗装したものの施工例はなかったそうで、木の痛みを心配していました。なので耐水加工した木材を使うことを提案されました。
もともとキッチンのワークトップに無垢集成材を使うことにしたのは、イケアのキッチンで使っているのを見つけてとてもよいと思ったからです。
日本でキッチンといえばステンレスが一般的ですが、調べてみると日本以外の国では集成材をオイル塗装したものを使う事例も多いようです。日本のように湿度の高い国では木材が痛むという話もありましたが、きちんと手入れをすれば大丈夫と考え、自分のプランを貫徹することにしました。
ワークトップに無垢材を使うリスクをとったのだから、床についてもフローリングにしようと決めました。その時はネットを検索しまくって少ない事例ながら、私と同じように無垢材の床とワークトップをキッチンに使っている人たちが、自慢のキッチンを紹介していて、励みになりました。私のこの記事が同じ悩みを持っている人に役立つ情報になればと思います。
キッチンを使う上で気をつけていることは?
キッチンマットは使いましょう
キッチンマットについては、最初はかっこ悪いと思って使うつもりはなかったのですが、妻の強い希望でマットを使うことにしています。
床が痛む危険が高いわけで、これは致し方がないと思っています。
うちでは無印良品の一番長いマットを使っています。それでもキッチンの全幅よりも短いので、洗い物をするときはシンク側に、油物を作るときはガスレンジ側に移動させて使っています。移動するのを忘れると妻から厳しい指導が入ります。
ちなみに上に貼った写真ではキッチンマットは洗濯中のため不在です。
水がこぼれたら拭きましょう
要するに当たり前の手入れをすればいいだけです。水をこぼしたり、食材を落としたりしたら、すかさず掃除をしましょう。
タイルだったとしても、水には強いかもしれませんが、油や食材の汚れがついたらきれいにするのは大変だと思います。
それほど神経質になる必要はありませんが、普通に丁寧に使っていれば問題はありません。
自分で選んだものだから丁寧に扱える
何も考えずにステンレスのキッチンやタイル張りの床だったら、それほど大切に扱わず、傷や汚れを付けてしまっていたかもしれません。
自分の好みで選んだ素材で、リフォーム業者の提案とは違う内容で施工したわけです。否が応でも丁寧に扱うことになります。
そういうところが生活に張り合いを与え、楽しみにもなります。自分好みのリフォームをした結果の素晴らしいところです。
無垢材のオイル塗装に使っているのはオスモ
他の記事にも書きましたが、無垢材のよい所は多少の汚れや傷ならばヤスリで削って再度塗装をすればよいということです。
フローリングはまだやったことはないですが、キッチンのワークトップは定期的にヤスリがけと塗装のメンテナンスをしています。
使っている塗料はオスモのオイル塗料です。
フローリングの木材にどんな種類のものを選んだかはこの記事に書きました。